スマホやノートパソコンを持って外出するときや旅行するときなど、いざというときのためにカバンに一つ入れておきたい「モバイルバッテリー」。でも、多種多様なモバイルバッテリーが売っていて、何を選べば良いのか分からないまま買ってしまい、あとで容量が足りなかったり、充電速度が遅かったりで買いなおした経験ありませんか?
筆者もその一人です。5,6個のモバイルバッテリーを使ってきて、現在愛用するのが国内メーカーのCIO(シーアイオー)のモバイルバッテリーです。
この記事では、モバイルバッテリー選びのポイントやオススメの製品をご紹介します。
この記事で解決すること ✅モバイルバッテリーの選び方の基準が分かる ✅オススメのモバイルバッテリーが分かる |
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モバイルバッテリー選びのポイント 5選
モバイルバッテリーは、いまや欠かせないアイテムの一つと言っても過言ではありません。スマートフォンやタブレット、ノートパソコンなどのデバイスを持ち歩く場合、急なバッテリー切れはストレスの原因になります。ただ、モバイルバッテリーを適当に買ってしまうと、あとあと後悔することになるでしょう。そこで、まずはモバイルバッテリー選びのポイントをピックアップしてみましょう。
①バッテリー容量と出力
モバイルバッテリーを選ぶ最も重要な要素の一つは容量です。容量が大きければ大きいほど、充電回数が多くなります。スマホ三大メーカーのフラッグシップモデル(上位機種)のバッテリー容量は下記の通り、3,500~5,000mAh程度なので、1回充電するも、モバイルバッテリーは5,000mAh以上、2回以上充電したい、家族や友人にもバッテリーを貸してあげる可能性があるなら、10,000mAh以上が望ましいでしょう。
また、モバイルバッテリーの出力も重要です。デバイスを速く充電するためには、高出力のモバイルバッテリーを選ぶことが必要です
メーカー | 製品名 | バッテリー容量 | 対応充電速度 |
Apple | iPhone15 | 3,877mAh | 27W? |
Apple | iPhone15 Pro | 3,650mAh | 27W? |
Apple | iPhone15 Pro MAX | 4,422mAh | 27W? |
Pixel 8 Pro | 5,050mAh | 30W | |
Pixel 8 | 4,575mAh | 27W | |
SAMSUNG | Galaxy S23 Ultra | 5,000mAh | 45W |
SAMSUNG | Galaxy S23 | 3,900mAh | 25W |
②充電方法とポートの数
モバイルバッテリーは、製品によって、
- USB Type-C(Android、iPhone15以降など、主流製品)
- Lightning(iPhone14以前の機種)
- USB Type-A(WindowsPCやメモリカードに使用されるいわゆる“USB”のタイプ)
- Micro USB Type-B(数年前までのAndroidなどで使用)
- ワイヤレス対応(ただし充電速度は有線より遅い)
など、さまざまな充電方法があります。iPhoneが2023年9月に発売のiPhone 15シリーズからUSB Type-C対応になったことで、Type-Cの有用性が近年増していますが、お持ちのデバイスと互換性のある充電方法を選ぶようにしましょう。
(モバイルバッテリーとデバイスをつなぐケーブルで対応する方法もあります)
また、ポートの数も重要です。複数のデバイスを同時に充電する機会が多い場合は、複数のポートを搭載したモバイルバッテリーを選ぶようにしましょう。一部、複数ポートを持ち、かつ「パススルー機能」を搭載した製品なら、モバイルバッテリーを充電しながらスマホを充電することもできます。
(パススルーの例:コンセント→モバイルバッテリー→スマホ)
③サイズと重さ
モバイルバッテリーは持ち運びが必要なアイテムだからこそ、サイズと重さも重要なポイントです。
多くのYoutuberが「軽さは正義」と格言のようにいっていますが、軽量でコンパクトなモバイルバッテリーを選ぶことで、心理的にも肉体的にも、持ち運ぶハードルを下げることができます。特に旅行や外出先での使用を考える場合は、小型のモバイルバッテリーが便利といえるでしょう。
④安全性と耐久性
モバイルバッテリーは発熱や発火の事故がたびたびニュースになっているように、安全性や耐久性が確保されたメーカーの製品を選ぶことは重要なポイントです。中華系のメーカー名もモデル名も分からない製品よりも、ほかの家電同様に、
- 信頼できるメーカーであること
- モデル名(製品名)が分かること
- 1年以上の保証期間があること
というポイントをよくチェックして買うことで、安心安全に長く使うことができるでしょう。
⑤価格と性能のバランス
最後に、価格と性能のバランスも重要です。安価なものは上記1~4の条件を満たすものが多くない傾向にありますが、高価なモバイルバッテリーが必ずしも性能が良いとは限りません。自分の使い方や予算に合ったモバイルバッテリーを選ぶことが大切です。
オススメなモバイルバッテリー 9選
上記のポイントを意識しながら、自分に合ったモバイルバッテリーを選ぶことが必要ですが、この記事では9つ厳選して、オススメしたいと思います。
ここでオススメするモバイルバッテリーの選定基準は下記の通りです。
【オススメ製品の選定基準】
①バッテリー容量 | 5,000mAh以上 |
②充電方法とポート数 | USB Type-C ※USB Type-Aは最大出力7.5Wなので除外 |
③重量 | 200g以下 |
④安全性 | 保証期間が1年以上 |
⑤価格と性能 | ・上記①~④が揃っていること ・販売価格が10,000円以下であること ・直近3年以内に発売した製品(2022年以降) |
【5,000mAh~10,000mAh未満】
No.1 Anker「Power Bank 511 アンカー511 (PowerCore Fusion 5000)」
20Wの急速充電に対応した5,000mAhのバッテリー容量と約170g、30x113x30mmという小型軽量ボディを兼ね備えたAnker(アンカー)のモバイルバッテリーです。折りたたみ式のプラグを搭載しているので、別途AC充電器がなくても、デバイスとつなぐケーブルがあれば充電ができるのも特長です。
Ankerは中華系メーカーですが、東京に日本法人もあるグローバル企業で、Amazonや楽天市場に公式ショップを出店しており、メーカー保証期間が最大24か月、会員登録すると最大30か月という長期保証を提供しているため、Youtuberにも愛用者が多いことでも知られています。
No.2 CIO「SMARTCOBY Pro SLIM 20W」
No.6でご紹介する「SMARTCOBY Pro SLIM 35W」を小型軽量化(その代わり容量も半分の5,000mAh、最大出力も20W)したのが、「SMARTCOBY Pro SLIM 20W」です。2024年1月から一般販売をスタート。
「世界最薄」を謳う11mmボディに重量は約108gという軽量ボディ。No.1の製品と比べると、コンセント用のプラグがない、スティックタイプではない、という違いがあります。
No.3 Anker「Nano Power Bank (22.5W Built-In USB-C Connector)」
オススメ3つめは再びAnkerの製品。こちらはデバイスに直接接続するタイプのモバイルバッテリーです。最大22.5Wの急速充電に対応し、重量は約102gと軽量なのが特徴。本体の側面にもUSB Type-Cのポートがあるため、有線での充電も可能です。
モバイルバッテリーをケーブルで繋いで、スマホの背面にピタッとつけながら充電している方は、ケーブルをブラブラさせずに済むため、こちらの製品が便利かも知れません。
【10,000mAh以上】
No.4 Anker「633 Magnetic Battery MagGo」
続く製品もAnkerの製品。こちらはiPhoneのMagSafe(マグネットで装着)に対応し、ワイヤレス充電が可能なモバイルバッテリーです。本体の背面に折りたたみ式の足もついているので、iPhoneなら充電したまま自立させることができます。
バッテリー容量は10,000mAhで、USB Type-Cの有線充電時で出力最大20W、ワイヤレス充電時で最大7.5W。ワイヤレス充電をメインで使う人にオススメの製品といえるでしょう。
No.5 CIO「SMARTCOBY Pro 30W」(マットモデル)
4番目にご紹介するのはCIOのモバイルバッテリーです。約179gの軽量ボディに10,000mAhの容量と最大30Wの出力に対応したベストセラー製品です。
USB Type-AとUSB Type-Cの2ポートを備え、バッテリーの入力と出力を同時に行える”パススルー機能”を搭載しています。また、1%単位でバッテリー残量も表示されるギミックも特徴です。
そして、実は一番の長所は「帯電性能」だと個人的に感じています。1か月経っても100%の満充電状態を維持してくれるのです。
CIO(シーアイオー)は、Amazonと楽天市場を主戦場にシェアを拡大中のモバイル電源系アイテムを製造販売する国内メーカー(拠点は大阪)です。
クラウドファンディングサイト「Makuake」でのクラファンやユーザーの声から新製品も開発するベンチャー企業で、アフターサービスも親切なことで知られています。
CIOの「SMARTCOBY」シリーズにはいくつか種類があります。上記の「SMARTCOBY Pro」はUSB Type-AとUSB Type-Cの2ポートタイプで、以下で紹介するのはサイズやポートの形態違いです。
本記事 でのNo. | 製品名 | 最大出力 | バッテリー容量 | 公式サイトでの重量 サイズ | ポートタイプ |
No.5 | SMARTCOBY Pro 30W(マットモデル)※上記製品 | 30W | 10,000mAh | 約183g 約77×56×26mm | USB-A、USB-C |
No.6 | SMARTCOBY Pro 30W(シボ加工モデル) | 30W | 10,000mAh | 約178g 約77×56×26mm | USB-C x 2ポート |
No.7 | SMARTCOBY Pro SLIM 35W | 35W | 10,000mAh | 約180g 約97.6×69×16.2mm | USB-C x 2ポート USB-A x 1ポート |
No.2 | SMARTCOBY Pro SLIM 20W | 20W | 5,000mAh | 約108g 約88×60.8×12.11mm | USB-C x 2ポート |
No.8 | SMARTCOBY DUO | 20W 2ポート合計40W | 10,000mAh | 約220g 約92 x 50.4 x 24.4mm | USB-C x 2ポート |
No.9 | SMARTCOBY Pro CABLE | 35W | 10,000mAh | 約220g | USB-C x 1ポート ※ケーブル内蔵(着脱可) ※Lightningケーブルモデルの |
No.6 SMARTCOBY Pro 30W(シボ加工モデル)
No.5のSMARTCOBY Pro 30W(マットモデル)の
- ポートをUSB Type-AとType-Cの2ポート式から、USB Type-Cの2ポート式
- ボディを指紋が残りづらいザラッとした肌触りの「シボ加工」
にモデルチェンジして2023年冬に発売されたのがこの”シボ加工モデル”です。重量はマットモデルより3g程度軽いです。
用途で「USB Type-A」を使わない場合や、「シボ加工」のデザインが良い!という方はこちらがオススメです。
No.7 CIO「SMARTCOBY Pro SLIM 35W」
SMARTCOBY Proのスリム版として2023年に登場した製品が「SMARTCOBY Pro SLIM」です。ほかの特徴は、
- 最大出力が35W(SMARTCOBY Proは30W)
- “SLIM”の名称通り、厚さが約16.2mm(SMARTCOBY Proは約26mm。ただし、薄い分サイズは少し大きい)
- ポート数が3つ(SMARTCOBY Proは2つ)
重量は180gなので、No.4とNo.5のSMARTCOBY Proと数g違う程度です。少しでも高出力なのが良い! 大きくても薄い方が良い!という方にオススメです。
No.8 CIO「SMARTCOBY DUO」
1ポートの最大出力よりも「2台同時に急速充電したい」という方向けに登場したのが「SMARTCOBY DUO」です。
SMARTCOBYシリーズの上記No.4~6は1ポートの最大出力が30~35Wで、2台同時充電するときは1ポートあたりの出力がその半分(単純計算で15~17W程度)になってしまいます。2台同時充電することが多い!2台とも急速充電したい!を実現するのがこの製品。
最大出力が20W × 2ポートで、合計40W出力に対応するのが特徴です。
No.9 CIO「SMARTCOBY Pro CABLE」
No.5~No.8のSMARTCOBYシリーズは充電ケーブルを別途持ち歩く必要がある、という悩みを解決するのがこの「SMARTCOBY Pro CABLE」です。モバイルバッテリーとケーブルが一体化しているので、持ち運びの手間を減らせます。
「一体型」というと、ケーブルが断線した場合は…と心配になるところですが、この製品はケーブルが着脱可能で、万が一の場合もメーカーがサポートしてくれます。
モバイルバッテリー選びは「軽量」「大容量」「高出力」がポイント
この記事では、モバイルバッテリーの選び方と、その中でオススメな製品を9つ絞って、ご紹介しました。今後も「軽量」「大容量」「高出力」をポイントに、オススメできる製品が増えたら、アップデートしていきたいと思います。
ちなみに、オススメ製品の最大出力を記載しましたが、デバイス充電をするときに、モバイルバッテリーとデバイスを繋ぐ“USBケーブル”が対応可能な最大電力も重要です。
例)モバイルバッテリー(最大出力35W)→USBケーブル(最大35W以上の対応が必要)スマホ(最大45W充電)
USBケーブルについては下記の記事もご参照ください。
【関連記事】スマホもノートPCも充電したい!オススメな電源系メーカーと商品
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